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付録A
2.3.6 ビット・スクランブリング
クロック回復を促進し、伝送スペクトル波形を安定するため、ビット・スクランブリングが適用されるものとする。疑似雑音(PN)シーケンスは、以下の生成多項式の15ステージのジェネレータであるものとする。(図2−1参照)
X15+X+1………2−8
PNシーケンスは、図2−1に示すようにレジスタの最初のステージが一番左側のビットに対応する初期値が1101 0010 1011 001のフレーム同期パターンの後に開始するものとする。
1ビットを処理した後、右側に1ビット分シフトするものとする。将来、秘匿用に使用できるように、この初期値はプログラマブルであるものとする。
そのシーケンスでは、表2−4のようにスクランブル時に送信端でデータに、またデ・スクランブル時に受信端でスクランブル・データに加算(モジュロ2)が行われるものとする。
注:PNスクランブルの概念は、国際無線通信諮問委員会(CCIR)の報告書384−3
(Annex ?,Section3,Method1)で説明されている。(付録A参照)

表2−4 スクランブラ機能

143-1.gif

2.3.7 チャネル感知
2.3.7.1 チャネル・ビシーからアイドルの検出
VDL局が、少なくとも−87dBmの使用チャネル・パワーを少なくとも5msec間、受信した場合、
1)0.9の見込みで、信号レベルが−92dBm以下に減衰していても、それが1msec以下の場合には、チャネル占有状態のままであると考えるものとする。
2)0.9の見込みで、信号レベルが少なくとも1.5msecの間、−92dBm以下に減衰されている場合には、非チャネル占有状態であると考えるものとする。

 

 

 

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